脂肪肝・NASHからがんになる仕組み

ミトコンドリアは、肝臓が行う分解や解毒などすべての処理に必要なエネルギーを作っている。
ミトコンドリアは糖からエネルギーを作る働きを持っています。
ミトコンドリアが正常に働いてエネルギーを作ってくれるおかげで、肝臓が行う分解や解毒などすべての処理ができるわけです。
脂肪肝になると、脂肪肝の細胞の中には、脂肪が入り込んでしまって、ミトコンドリアに異常が起こってしまいます。
その異常とは、ミトコンドリアが糖からエネルギーを作るのではなく、脂肪からエネルギーを作るようになってしまうことです。
脂肪肝の細胞には、糖が入ってこないため、ミトコンドリアは肝臓を動かすために、脂肪をエネルギーにしているというわけです。
しかし、ミトコンドリアにも限界があり、脂肪からエネルギーをつくる過程でミトコンドリアは巨大化してしまい、機能不全に陥ってしまいます。
この状態のことを、ジャイアント・ミトコンドリアと呼ぶそうです。
ジャイアント・ミトコンドリアが死ぬと、細胞自体が死んでしまいます。
しかもこの時肝臓に炎症が起こってしまいます。(=肝炎)
次に、星細胞がやってきて、星細胞は、死んだ細胞の跡地を埋めるために繊維=コラーゲンを吐き出します。
そして、隙間がコラーゲンでガチガチに固められてしまい、線維化状態になります。(=肝硬変)
肝臓がんは肝硬変になった頃に登場するそうです。
脂肪肝⇒(炎症)⇒肝炎⇒肝硬変⇒最悪の場合、肝臓がん
※NASHからの肝臓がんは脂肪が消えていく=バーンアウト(焼けただれた)NASH
進行するにつれて脂肪がなくなってしまうため、NASHからの肝臓がんと診断できないそうです。
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