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糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

 

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糖尿病の原因

World Diabetes Day

by Gia Willow Alexa Annermarken(画像:Creative Commons)

糖尿病とは、インスリンすい臓から分泌されない、またはその量が不足している、分泌されているのに十分に作用しないなど様々な原因で慢性的に高血糖になる病気をいいます。

糖尿病の原因に対する正確な知識を持って、生活習慣を見直しましょう。


→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら



【目次】



1型糖尿病の原因

1型糖尿病は、膵臓(すいぞう)がインスリンをほとんど、あるいは全く作らないために体の中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる糖尿病。


1型糖尿病の原因は、遺伝や環境が原因とも言われていますが、はっきりとはわかっていないというのが現実です。


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2型糖尿病の原因

2型糖尿病は、インスリンの量が不十分で起こる糖尿病と、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなるために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こる糖尿病があります。

食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多く、日本の糖尿病者の95%がこのタイプに当てはまります。

2型糖尿病の主な原因は、内臓脂肪の増加や運動不足による肥満であるといわれています。

肥満以外にも遺伝や環境、ストレス、加齢、食べすぎ、味覚障害なども原因といわれています。


糖尿病になるメカニズム

栄養の摂りすぎ・運動不足

→脂肪の蓄積=肥満

→脂肪組織の線維化

脂肪肝(肝臓に脂肪が蓄積)

→脂質代謝異常(コレステロール値の異常)や耐糖能障害(血糖値の異常)

動脈硬化

→糖尿病


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隠れ糖尿病の原因は「脂肪肝」

隠れ糖尿病とは

隠れ糖尿病とは、空腹時は正常な血糖値であっても、食後は基準値以上の血糖値=高血糖になってしまう状態のことをいいます。


脂肪肝が糖尿病の原因?

隠れ糖尿病を引き起こす原因の一つは、「脂肪肝」だったのです。

肝臓は糖のタンクであり、食事の後に血液中にある必要以上の糖を保管しているそうです。

そして、血液中に糖が足りなくなったときには、肝臓から糖を出して、血糖値を保っているそうです。

しかし、脂肪肝になると、糖を取り込んでくれなくなってしまいます。


なぜ脂肪肝になると、糖を取り込んでくれなくなってしまうのでしょうか。

すい臓で作られる「インスリン」には、肝臓に糖を取り込んだり出したりという指令をする働きがあります。

食事をすると、血液中から肝臓に糖を取りこむのですが、食べる量が多くなると、肝臓は糖がいっぱいの状態になってしまいます。

そうすると、インスリンは、糖を取り込むスペースを作りだすために、糖から脂肪にかえるよう命令を出します。

この状態が続くと、肝臓は脂肪肝になってしまいます。

脂肪肝になると、糖を取り込めなくなってしまい、糖尿病の原因となってしまうのです。


もう一つの糖のタンクとは?

体の中には、肝臓と同じように糖を取り込んでくれるものがあります。

それは「筋肉」です。

筋肉は、体を動かすために必要なエネルギーとして糖や脂肪を取り込んでいるのですが、脂肪が多くなりすぎると、脂肪筋となってしまいます。

脂肪筋も脂肪肝と同じで、糖を取り込むスペースがなくなってしまい、高血糖の原因、つまり糖尿病の原因となります。


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糖尿病の原因の1つに亜鉛の分泌量不足の可能性

糖尿病の原因は、「インスリン分泌の低下」と「インスリン感受性の低下」によるものと説明されてきましたが、糖尿病の原因の1つに亜鉛の分泌量不足の可能性が浮上 順天堂大などによれば、「亜鉛分泌が少ないことによって起こる肝臓におけるインスリン代謝の亢進」も糖尿病発症に関わる可能性があるようです。

生体内の亜鉛の恒常性維持を担うトランスポーター亜鉛トランスポーター(ZnT8)の機能が悪くなると、肝臓で過剰にインスリンが分解されることによって、末梢組織に届く全身のインスリン量が減少することが分かったそうです。

ZnT8の機能が弱いタイプの人は、肝臓で過剰にインスリンが分解されることによって、全身に送られる末梢血中のインスリン濃度が低くなってしまいます。

そのため、ZnT8の機能が弱いタイプの人は正常な人たちと比べると、膵β細胞がより多くのインスリンを分泌する必要があります。

遺伝子変異によって亜鉛の分泌量が低下すると、インスリンを分泌する膵β細胞に慢性的に過剰な負荷をかけ、2型糖尿病のリスクを高めている可能性があります。


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糖尿病は「過食」「運動不足」が原因で加速する!

食事をすると血糖が上がります。

血糖はインスリンだけでコントロールされるのではなく、筋肉に取り込んで消費したり、脂肪細胞へ取り込み蓄積したり、肝臓で糖の取り込み・放出をするなど身体の中で微調整されているそうです。

人間の体のメカニズムというのはよくできているというのがわかります。

しかし、食べ過ぎや運動不足をするとこの体の中の血糖コントロールするメカニズムが崩れてしまうようです。

そして、糖尿病は「過食」「運動不足」が原因で加速する!によれば、過食や運動不足で大きくなった脂肪細胞は、血糖コントロールを悪くさせるホルモンを放出することも分かってきているそうです。


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糖尿病“やせ”の人こそ要注意|日本人は糖尿病になりやすい

糖尿病は痩せているからといって安心できる病気ではありません。

日本人は、欧米人に比べて血糖値を下げるインスリン分泌能力が低いため、太っていなくても糖尿病になりやすいため、たとえやせていたとしても糖尿病になる可能性があるので注意が必要です。


【痩せ型糖尿病関連記事】


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2型糖尿病患者の多くが睡眠障害を併発している

また、糖尿病や脳血管障害などの合併症も懸念されています。

睡眠障害のある患者は、糖尿病・高血圧・動脈硬化になりやすい?によれば、糖尿病患者の血糖コントロールがうまくいかなくなると、睡眠の質が低下し、不眠などの睡眠障害が起きることが、大阪市立大学大学院のグループの研究により明らかになったそうです。

糖尿病治療と一緒に不眠治療を行うことで、糖尿病が改善し、血管障害を予防できる可能性がある!?で紹介した大阪市立大の稲葉雅章教授らのグループによれば、糖尿病治療と一緒に不眠治療を行うことで、糖尿病が改善し、血管障害(血糖値動脈硬化)を予防できる可能性があるそうです。

2型糖尿病患者の多くが睡眠障害を併発しているそうです。

睡眠不足がすべての原因とはいえないでしょうが、睡眠不足をもたらす生活習慣によって、太りやすくなり、肥満の原因となったり、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まることが考えられます。

徹夜をする子供は糖尿病のリスクが高まる?によれば、睡眠時間を毎日6時間、あるいはいつもより1時間でも多く睡眠をとった場合は、インスリン抵抗性が9%改善されたそうです。


→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法 について詳しくはこちら


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カルシウム・ビタミンDと糖尿病の関係

糖尿病の予防

厚生労働省研究班によれば、ビタミンDとカルシウムを摂取することで、糖尿病を予防する可能性があるそうです。

カルシウム・ビタミンDともに糖尿病の発症に関連している可能性が考えられ、カルシウムとビタミンDを摂取することにより糖尿病の発症リスクが低くなったと考えられます。

→ カルシウムの多い食品 についてはこちら。

【関連記事】

ビタミンDとカルシウム摂取で糖尿病の発症のリスクを「低減させ得る」|厚労省研究班

糖尿病患者は糖尿病でない人と比べると骨密度が10年程度早く低下する傾向がある|奥羽大


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歯周病と糖尿病の関係

糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周病にかかっている人が多いといわれています。

それは、糖尿病になると、唾液の分泌量が減って歯周病菌が増殖したり、免疫機能や組織修復力が低下して、歯周病が発症・進行しやすくなるからだと考えられます。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加によれば、糖尿病と歯周病の関連性は疫学調査や動物実験などで明らかにされており、糖尿病を多く発症する米アリゾナ州のピマインディアンを対象にした調査では、歯周病の発症率が糖尿病ではない人に比べて二・六倍高い、といったことも分かっているそうです。

なぜ、糖尿病の人は歯周病になりやすく、また治りが遅いのでしょうか?

高血糖状態が長く続くと、血液中に体内のタンパク質に糖が結合した糖化たんぱくが増加し、体内に侵入した細菌やウィルスを捕食・消化し、その情報をリンパ球に伝える働きを持つマクロファージを刺激し、ある特定のサイトカイン(細胞同士の情報伝達を担うタンパク質で、過剰に分泌されると、自らの組織が破壊されることがある)の分泌量が増え、歯周病が悪化するのではないかと考えられるそうです。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加で紹介した愛知学院大歯学部歯周病科(名古屋市)の野口俊英教授によれば、糖尿病と歯周病には5つの共通点があるそうです。

  1. 初期に顕著な自覚症状がない
  2. 罹患率が高い
  3. 生活習慣病
  4. 慢性疾患
  5. 病気の進行のメカニズムが似ている

さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化する、という逆の関係も明らかになってきて、糖尿病を持つ歯周病患者に治療を行うと血糖値が改善したという報告もあるそうです。

なぜ糖尿病をもつ歯周病患者に歯周治療を行うと、血糖値が改善するのでしょうか?

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加によれば、歯周病が重症化すると、その細菌と戦おうと「TNF−α」と呼ばれるタンパク質が出されるが、そのTNF−αがインスリンの働きを悪くして、血糖値のコントロールをも悪化させるそうです。

そこで、糖尿病をもつ歯周病患者に歯周治療を行うと、サイトカインの分泌量が減少し、細胞内へのブドウ糖の取り込みが阻害されることが少なくなるので、血糖値のコントロールができるようになると考えられます。

糖尿病の合併症には糖尿病腎症糖尿病網膜症糖尿病神経障害などの合併症がありますが、歯周病も6番目の糖尿病合併症であると認められているそうです。

糖尿病・歯周病ともに予防することが大変重要なので歯周病ケアをやっていきましょう。


→ 歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係 についてはこちら。


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女性と糖尿病の原因

ストレス

仕事のストレスで女性の糖尿病リスク2倍にによれば、女性の場合、仕事によるストレスで糖尿病リスクが2倍になるという研究結果が出たそうです。

その理由としては、ストレスにさらされた女性は「男性よりも高脂肪・高糖度の食事に偏りやすい」ためだと考えられるそうです。


やせている(BMIが18未満)

20歳の時に痩せている女性が妊娠すると、妊娠糖尿病になる危険性が高まる?によれば、女性の20歳時の体重を聞き、分析したところ、BMIが18未満の「痩せている」に該当している女性は、BMIが18以上で肥満でない女性と比べ、妊娠糖尿病を発症する可能性が約5倍高かったそうです。

痩せている女性は、青年期に必要な栄養の不足や筋肉量が少ないことが血糖値を高めている可能性があるそうです。


ごはん(お米)を多く食べる

<糖尿病>ごはんで女性の発症リスク増によれば、ごはんを多く食べる習慣のある女性は、食べない女性に比べて糖尿病になる危険性が高いそうです。


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男性と糖尿病の原因

肉を多く食べる

肉を多く食べる男性は糖尿病を発症する危険性が約4割高いによれば、肉を多く食べる男性はあまり食べない男性に比べて糖尿病の発症リスクが4割高いそうです。

その理由としては、肉に多く含まれる鉄分などが、血糖値を下げるインスリンの効きを悪くしている可能性があり、また女性は体内の鉄の蓄積量が少なく、肉類摂取の影響を受けにくいと考えられるようです。


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 糖尿病の予防

タウリン

タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。


タウリンについてはこちら。


糖尿病高血圧高脂血症などに関係しているのはマグネシウムタウリンであることが研究でわかっているそうです。

タウリン・マグネシウムを含む食品の代表例としては、カキ(牡蠣)です。

カキの栄養 について詳しくはコチラ


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亜鉛

糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。

その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。

亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。


亜鉛についてはこちら。


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※糖尿病を予防するためには、食事・運動の両方から考えることが重要です。


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実際の糖尿病については、専門医の受診をおすすめいたします。


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