■低体温とは
最近、低体温の子供や大人が増えています。本来、私達人間の体温の平均は36.5℃くらいであり、これは体内の酵素が最も活性化され、働いてくれる温度です。
低体温だと、酵素の働きが低下するため、新陳代謝が悪くなり、免疫力も低下します。
体温が1℃下がると、1)免疫力低下、2)基礎代謝低下、3)体内酵素活性の低下、といわれています。
低体温になると、血行も悪くなり、免疫力も低下し、疲労やアレルギー、生活習慣病など多くの病気にかかりやすい状態になります。また婦人科疾患(不妊や子宮内膜症、子宮筋腫など)」は低体温や冷えと関係があるといわれています。
健康な人の体温は約36.5℃で、細胞の新陳代謝が活発で、健康で、免疫力も高く、ほとんど病気をしない状態を保つことができます。
低体温の人の体温は35℃台以下ぐらいで、この場合、新陳代謝が活発ではありません。低体温だと、基礎代謝が低下するため、脂肪を燃焼しにくくなり、太りやすくなります。
また、体温が下がり、免疫力が低下すると、カゼなどの感染症にかかりやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。さらに、低体温だと、免疫力が落ちることに加え、体温が35℃になるとガン細胞が活発になるともいわれています。
■低体温の症状
低体温(35℃)だと、更年期障害、新陳代謝の低下による肌のくすみ、自律神経失調症、生理不順などを招くことが考えられます。
低体温・冷えは万病の元ともいわれ、肩こり、頭痛、腰痛、腹痛、生理痛、不眠などの不快症状が現れてきます。
また、かぜ等のウイルスに感染すると、通常は体温を上げてウイルスを死滅させようとしますが、低体温では内臓の温度が上がりにくく、抵抗力が弱まり、かぜが治りにくくなります。
■低体温の原因
低体温の原因は生活習慣にあると考えられます。特に、食生活の乱れが低体温の主な原因です。
例えば、加工精製食品の取りすぎの傾向により、タンパク質・脂肪・糖分の過剰摂取の反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあります。また無理なダイエットをすると、更にミネラル・ビタミンは不足してしまいます。
この食生活の乱れや無理なダイエットによるミネラル・ビタミンの不足が、低体温、生理不順、貧血などを引き起こす重要な原因になっています。
この他にも、低体温になるよくない生活習慣をあげてみます。
●冷たい食べ物や甘い食べ物の食べ過ぎ
冷たい食べ物や甘い食べ物は身体を冷やしてしまい、低体温の原因となります。
●季節はずれの野菜や果物の摂取
冬に夏の野菜や果物を食べると身体を冷やしてしまいます。夏の野菜は水分が多く、身体を冷やすからです。
●ダイエット
食べない系ダイエットをすることで、ミネラル・ビタミンのバランスが崩れています。
●冷暖房などが整っている住環境
体の体温を調節する機能が鈍くなることが低体温の原因だと考えられます。
●運動不足
運動不足になると、血液を送る筋力を刺激しない状態が続き、筋力が低下し、低体温の原因となる。
●過度のストレスによる血行不良
最近では、過度のストレスがかかることで血行不良が起こることがあり、これも低体温の原因としてあげられます。
■低体温とダイエット
低体温の方はダイエットにも悩んでいる方が多いようです。それはなぜでしょうか。
実は、体温が1℃下がると基礎代謝が10%ほど低下するといわれています。体温が36.5℃ある方と1℃低い方とではカロリー消費にかなりの差が出ます。つまり同じ食事をしていても、低体温の方は体温が高い方に比べて体重が増えていってしまうのです。
体の中で行われる代謝も含めた全ての反応は「酵素」により行われています。酵素にはその活性に適した温度というものがあり、一般的な平熱である36.5〜37℃で最も活性が高い状態となります。
しかし、低体温だと、体温が高い方と比べ酵素活性が下がってしまうので、脂肪が燃焼しにくくなるのです。また、体脂肪が多い方ほど低体温になりやすいといわれます。
■低体温と子供
近年は、低体温の女性だけでなく、男性にも低体温の方が増えています。低体温は子供にもみられ、以前に比べると、平均体温が1度ほど下がっているといわれています。
それは、大人と同様、子供も清涼飲料水などで必要以上の水分をとっており、また、体を冷やす甘い食べ物を多く摂っているからのようです。
身体を冷やす食品は南国の食べ物が多く、例えば、バナナ・パイナップル・マンゴー・キウイなどの果物などが代表的です。
それに加えて、近年の子供は運動不足とストレスが重なり、ますます身体を冷やしているために、低体温の子供が増えていると考えられます。
■低体温改善方法
●冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする。
糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、できるだけ食べないようにする。温かい飲み物を飲んで低体温改善!
●旬の野菜や果物を摂取して低体温改善!
●食べない系ダイエットは避ける。
●運動で低体温改善!
運動をして低体温を改善しましょう。運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となるので、積極的に運動をする。ウォーキングやスクワットなどがオススメ。
●お風呂にゆっくり浸かる。
●お酒の飲みすぎに気をつける。
●タバコを控える。
タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。
●バランスのとれた食事でミネラル・ビタミン補給
必要不可欠な栄養素は、亜鉛・鉄・セレンなどのミネラルと、ビタミンB1・B2などのビタミンです。
ミネラル補給は、女性ホルモンのバランスを保ち、冷え・生理不順・低体温を改善します。
また、亜鉛には、女性ホルモンの分泌を促進し、さらにホルモンバランスを保ち、月経周期を正常に調整する働きがあります。セレン・銅補給は胎盤を丈夫にして順調な出産などに役立ちます。
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