■労働安全衛生法に基づく定期健康診断等の項目の改正について
改正(平成20年4月1日施行)の内容は、健康診断項目に、1)腹囲の検査を追加したこと、2)血中脂質検査のうち、血清総コレステロールをLDLコレステロールに変更したことです。
1) 腹囲の検査
これまで肥満の指標として用いられてきたBMIに比べ、腹囲(内臓脂肪)が脳・心臓疾患の発症と関連するとの報告が数多くなされ、肥満のリスク指標として優れていることから追加。
2) 血中脂質検査のうち、血清総コレステロールをLDLコレステロールに変更
LDLコレステロールは、いわゆる悪玉コレステロールといわれ、単独で脳・心臓疾患の原因となる動脈硬化の強い危険因子となることから変更。
*血清クレアチニンは、心筋梗塞などを引き起こす原因ともなる慢性腎臓病(CKD)の早期発見に不可欠の検査項目なのですが、今回のメタボ健診においては、検査項目から外されてしまったようです。
改正の背景をまとめると、中高年の男性を中心に肥満者の割合が増加傾向にあるが、定期健康診断において、肥満者の多くが持つ脂質異常症や高血圧、糖尿病など脳・心臓疾患等につながる所見を有する労働者が増加していること。
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