ドライアイの症状・原因・特徴・治療・治し方

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ドライアイの症状・原因・特徴・治療・治し方

目が疲れる、ゴロゴロするなどの不快感、目の痛み、見えにくいといった症状に悩んでいませんか?

もしかすると、「ドライアイ」かもしれません。

「目が乾く」「目が疲れる」「目がゴロゴロする」という悩みを抱えていると毎日が憂鬱ですが、そんな悩みがなくなれば、ストレスなくワクワク楽しい毎日が過ごせますので、ドライアイの症状・原因を知って、ドライアイ予防・対策を実践していきましょう!




【目次】


ドライアイとは

ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

目の表面を覆う涙は、外側から、「油層(被膜として水分の蒸発を防ぐ)」、「水層(栄養分と水分を含む)」、「ムチン層(角膜表面に直接触れる)」の3層構造になっています。

油層の主成分はまつげの生え際にあるマイボーム腺から分泌されていますが、何らかの原因でマイボーム腺が目詰まりすると、油層の形成が不完全になって水層の蒸発が早まってしまいます。

目が乾くと、表面に細かい傷ができ、傷から菌が入り込んで角膜炎、悪い場合は角膜移植が必要になることがあります。



ドライアイの症状チェック

涙が足りないと、眼が乾いて傷つきやすい状態(=ドライアイ)となり、ドライアイの症状が重症になると眼の表面に無数の傷がついている場合もあります。

*涙が少なくなると、1.酸素や栄養分が角膜に十分に行き渡らない、2.眼に入った異物が洗い出せない、3.殺菌作用の低下などの悪影響が出ます。

ドライアイになると、光がまぶしく感じる理由としては、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまうと、目の表面がボコボコすることによって、光が乱反射し、光がまぶしいと感じると考えられます。


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ドライアイの原因

まばたきの回数が減る

スマホやVDT作業(パソコンでの作業)で画面を注視したり、読書、運転などをするとまばたきの回数が少なくなります。

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。

まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺であるマイボーム腺があり、まばたきする際に、このマイボーム腺から目の表面に油の膜が張り、水分の蒸発を防いでくれています。

この油の膜は10〜15秒で破れてしまいますが、通常のまばたき回数であれば油の膜が破れることはありません。

しかし、まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイになってしまいます。

【関連記事】

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」


まばたき不全

まばたき不全とは、まばたきが途中で終わって、まぶたが完全に閉じきれない状態です。

目の周りの筋肉が衰える中高年や筋肉の発育の良くない若者に増えているそうです。

【関連記事】

目の不調(ドライアイ・目の充血・白内障・飛蚊症・加齢黄斑変性・調節けいれん・まばたき不全・眼位異常)|駆け込みドクター!


コンタクトレンズ

ドライアイの人がコンタクトレンズを装用すると、悪影響が出やすくなり、また、ドライアイでない人でもコンタクトレンズを装用すると目が乾きやすくなります。

→ ソフトコンタクトレンズユーザーの7割が夏でもドライアイの症状を感じる!? について詳しくはこちら


ストレス・緊張

マイボーム腺は副交感神経がコントロールしているのですが、緊張した状態が続くと、油も涙液も出にくくなるそうです。

ストレスや緊張によって交感神経優位になることも涙が出なくなる原因です。

→ ドライアイ患者の86%は脂不足!?|マイボーム腺の働きが低下する4つの原因 について詳しくはこちら


乾燥

部屋が乾燥していると、ドライアイになりやすくなります。

乾燥した部屋では、涙が目の表面から気化してしまうため、ドライアイになりやすくなります。

ラニーニャ現象の影響で今冬は“ドライアイ人口”が増加!?によれば、研究で、秋や冬といった低温・低湿度を想定した環境下では“乾燥感”が強くなることが判明し、さらに、乾燥感は風の影響を受けることでとても強くなることが分かっているそうです。


加齢

年齢とともに涙の分泌量は低下します。

ドライアイが高齢者に多いのは、涙や、涙の蒸発を防ぐ油分の分泌量が減るからです。

また、老眼や白内障で視力が落ちると、目を凝らして見るようになることで、まばたきが減ってしまい、涙が蒸発しやすくなります。

→ 高齢者の7割がドライアイにかかっている|なぜ高齢者の多くがドライアイにかかるのか? について詳しくはこちら


アレルギー性結膜炎

花粉症・花粉性アレルギー性結膜炎では目に入った花粉を流水で洗い流すことが大事なのですが、洗い過ぎはドライアイの原因になるので注意が必要です。

→ 花粉症 目の洗い過ぎに注意 ドライアイの原因にも について詳しくはこちら


目が大きい

目が大きいと、涙が蒸発しやすいです。


涙が出ない病気

シェーグレン症候群は40〜50代の更年期の女性に多いのが特徴の自己免疫疾患で、涙腺と唾液腺が炎症を起こし、ドライアイや関節リウマチ、全身の疲労感などを伴う病気です。


アイメイクなどによるマイボーム腺の詰まり

まぶたの内側には、マイボーム腺という、目の表面の涙が蒸発しないための油が出る腺があります。

目の潤いは、ここから出る油によって保たれていますが、濃い化粧をするとマイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなり、ドライアイという症状が起こってきます。

→ ぱっちりメークがドライアイの原因になることがある!? について詳しくはこちら



ドライアイの治療

点眼治療

目(角膜・結膜)の傷の状態をチェックし、涙の分泌量を測ります。

人工涙液やヒアルロン酸ナトリウムに加えて、ムチンを含む涙液の分泌を促す点眼薬が使われるようになりました。

●人工涙液

涙を補うためのナトリウムとカリウムを溶かした涙に近い成分の目薬。

防腐剤が入っていないものがよい。

●ヒアルロン酸ナトリウム

ヒアルロン酸といえば、保水性が高いことで化粧品に用いられる成分ですが、これを目薬に活用することで、目に潤いを与えることで粘膜の荒れを治すそうです。

●レバミピド

ムチン(口、胃、腸などの粘膜の表面を覆っている粘液に多く含まれる成分)の産生を促し、粘膜の荒れを改善します。

●ジクアホソルナトリウム

目の表面の膜とムチンを産生する細胞に働きかけ、ムチンを含む涙液の分泌を促し、粘膜の荒れを改善します。

【関連記事】

ドライアイの目薬(点眼薬)に新しい成分(人工涙液・ヒアルロン酸ナトリウム・レバミピド・ジクアホソルナトリウム)|ドライアイの治療


涙点プラグ

点眼治療では改善されない場合には「涙点プラグ」による治療が行われることがあります。

涙の出口である「涙点(るいてん)」に涙点プラグという器具を装着します。

わかりやすくいえば栓をするイメージです。

涙点に涙点プラグで栓をすることで、涙が排出されるのを抑制して、目の表面の涙の量を増やすことで、症状を改善させる方法です。


ドライアイの症状が軽い場合にはやがておさまることもあります。

しかし、ドライアイの症状がひどかったり、いつまでも長びくような場合には、眼の表面が傷ついていることが考えられるため、眼科の受診・治療をオススメします。

眼科の医師とドライアイの治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。

ドライアイの治療法について納得がいかなかった場合には、他の眼科の医師に尋ねてみるのも一つの方法です。




ドライアイ治す方法・改善法

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。

スマホとパソコンとで異なるのが「距離」です。

パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、近い場合では15センチ程度で使用している人もいるくらいです。

近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。

スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。

また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。

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遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。


まばたきの回数を意識的に多くする。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

【関連記事】

まばたきで「疲れ目」解消!?眼精疲労回復エクササイズ

20-20-20ルール|目の疲れから守る方法や座り過ぎを防ぐ方法


まばたき体操

まばたき不全の可能性がある人はまばたき体操がおススメです。

  1. 1・2は普通にまばたきする
  2. 3・4はぎゅっと瞬きする
  3. 5・6は目を開け放しにする

1セット6拍で行う体操

※1日10セットが目安


蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。

目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

蒸しタオルは小さめのハンドタオルを濡らして、電子レンジで30秒から1分ほど温めれば簡単にできます。

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

→ ドライアイ 目を温めると保湿効果アップ について詳しくはこちら


目の周囲をマッサージする。

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

→ 目のクママッサージのやり方・方法 について詳しくはこちら


睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。


ドライアイに効くツボ

風池(ふうち)のツボは、頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

→ ドライアイに効くツボ:風池(ふうち)の位置・押し方 について詳しくはこちら


目薬を利用する。

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。

【関連記事】

「目薬後に目をパチパチ」は間違い!?目薬の点眼方法、不適切が9割超|正しい目薬のさし方とは


部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。


コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。


アイメイクに気をつける。

ドライアイ患者の86%は脂不足!?|マイボーム腺の働きが低下する4つの原因によれば、マイボーム腺は男性ホルモンによって働きが活発になるため、女性は脂不足になりやすいそうです。

女性ホルモンとともに男性ホルモンも減る閉経がドライアイのリスクになることも分かっているそうです。

また、最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、まぶたの縁にアイライン・アイシャドウを塗る化粧法をすると、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなり、目の表面を覆う涙の層がはげることや厚さが均一にならないなどの症状が出て、ドライアイという症状が起こってきます。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。


パソコン環境の改善・休憩をとる

パソコン作業時間が長くなると、眼に大きな負担をかけてしまいます。

目を酷使することで眼精疲労が起こりますので、1時間毎に1回休憩をとりましょう。

遠くを見たりするだけでも眼は休まり、疲れ目の解消に役立ちます。

同時に、肩や腕の緊張をほぐすと眼も休まりますので、全身の筋肉を動かしましょう。

また、机と椅子の高さ、姿勢、ディスプレイに対する目線の角度、ディスプレイまでの距離、部屋の明るさ、部屋の乾燥などにも注意。

パソコンのモニターやテレビの位置を低くして目線を下げると、目の開く幅が狭くなり涙の蒸発を防ぐ効果があります。


食事・栄養に気をつける。

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。


→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

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ドライアイニュース・参考画像

ドライアイの改善・予防に効く3つのポイントとは!?

ドライアイ指数がチェックできるスマホアプリ「ドライアイリズム」|#順天堂大学

#ロンブー #田村淳 さんがサングラスをかけている理由は「ドライアイ(目の病気)」がひどくなって、日光や照明に目が弱くなったため

53%の女性がよく感じる目のトラブル第1位は「ドライアイ」!

by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)



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