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加齢黄斑変性症(AMD)

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加齢黄斑変性症

AMD

by National Eye Institute(画像:Creative Commons)

よく転ぶようになった、コップにお茶が上手く注げなくなった、細かい文字が読めなくなった(視力が衰える、物がゆがんで見える)という症状で悩んでいる人はいませんか。

もしかすると、「加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせいしょう)」の症状かもしれません。

加齢黄斑変性症は高齢者に多く発症する現在急増中の失明の恐れもある目の病気です。

加齢黄斑変性症の症状・原因をチェックしてみてください。

ちなみに、加齢黄斑変性は、英語では「AMD(Age-related macular degeneration)」と呼ばれます。



【目次】



加齢黄斑変性症とは

「黄斑部(おうはんぶ)」は網膜の中心にあり、ここが物を見る中心となっています。

黄斑部は直径2mm、厚さ0.2mmにすぎませんが、黄斑部が私たちの視力を支えています。

正常な黄斑部には、カロテノイド系色素ルテインとゼアキサンチンが集中的に分布しています。

加齢黄斑変性症の患者の場合、黄斑部のルテインとゼアキサンチンが減少しています。

加齢黄斑変性症とは、この黄斑部が何らかの原因で変性し、黄斑部を再生しようと網膜の外側の脈絡膜から細かい血管(脈絡膜新生血管)が発生します。

「新生血管(しんせいけっかん)」は、正常な状態では存在しないのですが、血管がつまり、網膜のすみずみまで酸素が行き渡らなくなると、網膜が酸欠状態になり、新しい血管を生やして酸素不足などを補おうとします。

この新生血管は構造がもろく、容易に出血してしまい、これにより網膜に障害が起こります。

加齢黄斑変性症、加齢性黄斑変性症とも呼ばれることがあります。

加齢黄斑変性症には、黄斑部が徐々に委縮する「委縮(いしゅく)型」と、黄斑部に新たにできた血管(新生血管)が異常に増殖し、湾曲・変形する「滲出(しんしゅつ)型」があります。

委縮型の病気の進行は緩やかですが、滲出型は発症後、数か月〜2年で視野中心の視力が急速に悪化し、最悪の場合は失明に至ります。



加齢黄斑変性症の症状

加齢黄斑変性症の初期の自覚症状としては、中心視力の衰え、物がゆがんで見える、飛蚊症などがあります。

しかし、加齢黄斑変性症になっても片目の場合、気づかないことが多く、両眼が罹患(りかん;病気にかかること)して初めて気づくことが少なくありません。

加齢黄斑変性症の末期になると、視界の中心部にすっぽり穴があいたようになり、実質的に視力を失うことになります。

なぜ、加齢黄斑変性症になると、物が歪んで見える・線がゆがんで見えるのか



加齢黄斑変性症の原因

加齢

加齢黄斑変性症は高齢者に多く発症することから黄斑部の老化現象が主な原因と考えられています。

40歳以上から発症することが多いです。


光による刺激

また、加齢黄斑変性症は、白色人種(欧米人)に多く発生しており、その主な理由としては、欧米人の眼が日本人の眼に比べ、光刺激(眼の老化を促進する原因)に弱いことが挙げられています。

しかし、現在では、日本人にも加齢黄斑変性症の患者が増加している傾向にあります。

日本人の加齢黄斑変性症の患者が増加している理由としては、生活習慣(特に食生活)の欧米化や、スマホやパソコン、テレビによる光刺激を受ける機会が非常に多くなったことも原因のひとつと考えられます。


紫外線

紫外線などによる活性酸素や食生活・環境悪化による活性酸素の増加が原因とも考えられています。


栄養の偏り

●カロテノイドの摂取量が少ない

加齢黄斑変性症はカロテノイドの摂取量が少ないと発症しやすいという研究報告もあります。


●亜鉛不足

亜鉛の血中濃度の低下と加齢黄斑変性症の関連が研究されています。


●ルテイン・ゼアキサンチン不足

ルテインとゼアキサンチンを最も多く摂取しているグループは最も少ない摂取量のグループの比べて、加齢黄斑変性の発症リスクが低かったそうです。

<加齢黄斑変性によいとされる栄養>

  • ビタミンA:レバー、ニンジン
  • ビタミンC:赤ピーマン、キウイ
  • ビタミンE:アーモンド、たらこ
  • 亜鉛牡蠣、牛肉
  • ルテイン:ほうれん草、ブロッコリー
  • オメガ3えごま

また、野菜や果物・魚の皮に抗酸化成分が含まれているので、皮も一緒に食べることをおすすめです。


喫煙(タバコ)

加齢黄斑変性は海外では女性に多いのですが、日本では男性の方が多いそうです。

その理由として、タバコが関係しているのではないかと考えられるそうです。


*加齢黄斑変性症の原因としては、他にも病気や遺伝なども加齢黄斑変性症の原因と考えている方もおり、完全には解明されておらず、現在もなお研究がなされている分野です。




加齢黄斑変性症の前兆

加齢黄斑変性症の前兆は、目やにのようなものでわかるそうです。

この目やにのようなものとは、「ドルーゼン」といい、眼球の奥、眼底にたまった老廃物で、視細胞の一部がはがれ落ちたものです。

ドルーゼンが黄斑付近にたまってしまうと、加齢黄斑変性症を招く危険性があるそうです。

【参考記事】

加齢黄斑変性症には緑黄色野菜(カロテノイド)がよい!?|ためしてガッテン 11月19日

【みんなの家庭の医学】加齢黄斑変性を予防する4つの栄養素(ルテイン・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛)|5月17日



加齢黄斑変性症の治療

●加齢黄斑変性症を自覚した場合は、まずは眼科での受診をオススメします。

眼科の医師と加齢黄斑変性症の治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。


●現在、加齢黄斑変性症の決定的な治療法は確立されていません。

レーザーを使って新生血管を破壊する方法がありますが、リスクがあるともいわれています。


●近年、加齢黄斑変性症の治療法として光線力学療法(病変部に弱いレーザー光を当て、新生血管の増殖を抑える)による治療が行われているようです。


●抗VEGF薬(抗血管新生薬)という注射による治療があるそうです。

新しい血管の成長を抑え、ふくらんだ黄斑を元に戻します。

その結果、視界のゆがみだけでなく視力も改善されるのです。

ただし、この治療法は、根治療法ではないので、失明を防ぐには継続的に注射をする必要があります。


●iPS網膜を使った加齢黄斑変性症の治療

加齢黄斑変性症の治療にiPS網膜を使った移植手術(iPS細胞から網膜細胞を作り、滲出型加齢黄斑変性の手術)が行われました。

術後の経過は良好で、患者の女性は「明るくなった」と話しているそうです。

手術後では合併症もなく順調で、一年後も良好ですが、やはり世界初の移植手術ですので、今後の様子を詳しく調べていく必要がありそうです。

【関連記事】

世界初、iPS細胞による加齢黄斑変性の臨床研究へ(2013/6/27)

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●加齢黄斑変性症の治療法について納得がいかなかった場合には、他の眼科の医師に尋ねてみるのも一つの方法です。


アメリカでは、ルテインを使った研究が多数あります。



加齢黄斑変性症の予防

加齢黄斑変性症の予防法としては、自分で出来るチェックを定期的に行なうことです。

格子状の紙を目から30cmほどの距離から片目で見て、格子の線が歪んで見えたり、欠けて見えると加齢黄斑変性の可能性があるそうです。

日頃から、片眼をふさいでモノを見て、見え方に異常がないか確認しましょう。

また、眼科への定期検診もおすすめします。


加齢黄斑変性症を予防するためにも、生活習慣の改善が重要です。


家族歴を知る

加齢黄斑変性(AMD)を予防するための5つのポイントで紹介した米国眼科学会(AAO)によれば、近親者に加齢黄斑変性(AMD)がいる人が発症する可能性は50%にのぼるため、家族歴を知ることは病気の予防に重要です。


紫外線などの光刺激を極力避ける。


抗酸化食品(ルテインやビタミンA、C)

緑黄色野菜・魚で加齢黄斑変性など目の病気を予防によれば、カロテノイドの摂取量が多い人は、少ない人に比べて加齢黄斑変性のリスクが半減し、中でもルテインの効果が最も大きかったと報告されているそうです。

ルテインとゼアキサンチンを含む野菜を摂取すると加齢黄斑変性の発症リスクが低くなる!?によれば、わかさ生活が慶應義塾大学の坪田一男教授のもと、小沢洋子専任講師と共同で行なった研究によれば、ルテインを摂取すると、光による網膜へのダメージが軽減し、網膜や黄斑部の健康維持に役立つ、つまり、加齢黄斑変性症の予防につながることが期待されるそうです。

102,046人のデータから加齢黄斑変性とカロテノイド摂取量の関連性を分析したところ、ルテインとゼアキサンチンを最も多く摂取しているグループは最も少ない摂取量のグループの比べて、加齢黄斑変性の発症リスクが約40%低かったそうです。

また、カロテノイドのその他の成分でも加齢黄斑変性の発症リスクが25〜30%低かったそうです。

加齢黄斑変性症には緑黄色野菜(カロテノイド)がよい!?|ためしてガッテン(NHK)によれば、黄斑色素の少ない人がカロテノイドを毎日一定量摂取し続けたところ、半年で約45%も増加することがわかったそうです。

正常な黄斑部にはカロテノイド系色素ルテインとゼアキサンチンが集中的に分布しています。

目の病気から守る6つの食べ物とは?によれば、ほうれん草、ケール、ブロッコリー、芽キャベツなどの濃い緑の野菜にはLutein(ルテイン)Zeaxanthin(ゼアキサンチン)という2種のカロテノイドが含まれています。

加齢黄斑変性症には緑黄色野菜(カロテノイド)がよい!?|ためしてガッテン(NHK)によれば、より予防効果を高めるために、活性酸素を撃退する抗酸化機能を高めてくれるビタミンCやビタミンA、ビタミンEなどを含む食べ物を一緒に摂るとよいそうです。

また、亜鉛の血中濃度の低下と加齢黄斑変性の関連が研究されているので、牡蠣(かき)や煮干し、焼きのりなどに豊富に含まれる亜鉛も合わせて摂ったほうが良いそうです。

抗酸化作用のあるルテインやビタミンA、Cを積極的に摂取しましょう。

加齢黄斑変性を予防する4つの栄養素(ルテイン・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛)|みんなの家庭の医学によれば、加齢黄斑変性を予防するために推奨される一日の摂取量は以下の通り。

ルテイン 10mg(ほうれん草1/2束)

ビタミンC 100mg(ピーマン5個分)

ビタミンE 6mg(アーモンド16.5粒)

亜鉛 8mg(牡蠣4個分)

→ ルテインを含む食品 について詳しくはこちら

【関連記事】

ルテインを摂取すると、光による網膜へのダメージが軽減し、加齢黄斑変性症の予防につながる

ルテインとゼアキサンチンを含む野菜を摂取すると加齢黄斑変性の発症リスクが低くなる!?


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亜鉛の血中濃度の低下と加齢黄斑変性症の関連が研究されています。

年をとるにつれて、亜鉛が含まれている食品(魚介類、穀類など)の摂取量が少なくなるとともに、腸の亜鉛を吸収する力が低下してしまうことから、亜鉛不足になりやすいといわれます。

亜鉛が不足していると感じている方は、亜鉛を含む食品を摂るか亜鉛サプリを利用しましょう。

→ 亜鉛を多く含む食品 について詳しくはこちら


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加齢黄斑変性症はカロテノイドの摂取量が少ないと発症しやすいという研究報告もあります。

加齢黄斑変性症には緑黄色野菜(カロテノイド)がよい!?|ためしてガッテン 11月19日によれば、緑黄色野菜に含まれるカロテノイドを摂取すると、黄斑色素が増え、加齢黄斑変性を予防することができるそうです。

カロテノイドを多く含んでいる緑黄色野菜を摂取するようにしましょう。

全身の健康を維持するためにも、バランスのとれた食事を心がけましょう。


アスタキサンチン

アスタキサンチン、抗酸化作用や抗炎症作用で加齢黄斑変性症を抑制によれば、アスタキサンチンを摂取することにより、滲出型の加齢黄斑変性で増殖する脈絡膜新生血管(CNV)の形成が抑制され,網膜の変性が抑えられることがわかったそうです。

これは、アスタキサンチンの抗酸化力により炎症が抑えられた結果ではないかと考えられるそうです。

→ アスタキサンチン について詳しくはこちら


DHA・EPA

緑黄色野菜・魚で加齢黄斑変性など目の病気を予防によれば、サバ、イワシ、マグロなどの魚の脂に多く含まれるDHA・EPAは、加齢黄斑変性症の引き金となるとも考えられる脂質異常症高脂血症)や動脈硬化の予防に役立つと考えられます。

また、動物実験ではEPAの摂取で加齢黄斑変性が抑制されたそうです。

→ DHA・EPA について詳しくはこちら


オメガ3

加齢黄斑変性(AMD)を予防するための5つのポイントによれば、AMD進行リスクが中等度の患者を対象にした研究では、オメガ3脂肪酸をサプリメントではない形で摂取することが多い人は、12年後に進行性AMDとなる可能性が30%低かったそうです。

また、別の研究では、飽和脂肪やコレステロール摂取量が多い人やBMIが高い人(肥満)はAMDリスクが上昇することが明らかになっているそうです。

オメガ3脂肪酸は青魚をはじめ、えごま油亜麻仁油(アマニ油)、シソ油、くるみ、緑黄色野菜、豆類などの食品から摂取できます。

→ オメガ3脂肪酸 について詳しくはこちら


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運動

加齢黄斑変性(AMD)を予防するための5つのポイントによれば、週三回の運動によって、加齢黄斑変性の発症リスクが低下するそうです。




加齢黄斑変性症ニュース

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